免疫力を高める食材とは、第7の栄養素フィトケミカルです。フィトケミカルとは、果物や野菜が自分達を守るために作り出す自己防衛成分です。
黄、緑、赤、オレンジ、紫、白、黒と7種類あるフィトケミカルのうち、免疫力を高める効果があるのは赤、白、オレンジの3食です。
赤の食材に含まれるリコピンやカプサイシン、白の食材に含まれるケルセチン、オレンジの食材に含まれるβ-カロチンなどは、免疫細胞が働きやすい環境を作り出してくれるのでこれらを摂取することは免疫力を高めるのに効果的です。
唐辛子(赤)、ネギ(白)、にんじん(オレンジ)入りのキムチ鍋やトマト(赤)、玉ねぎ(白)、にんじん(オレンジ)入りのミネストローネなどは赤、白、オレンジの3種類のをまとめて摂れるので免疫力を高める食事であると言えます。
また、免疫力を高めるには身体を温めることが大切ですが、特にお腹、お尻、太ももを温めるとより効率よく免疫力を高めることができます。
この3箇所の周りにはリンパ節や太い血管が集中しています。免疫細胞はリンパ節に多く存在するためこれらの部位を温めると免疫細胞がすぐに活性化します。
また、太い血管が集中しているため身体の隅々まで熱が届きやすく体温が上昇し、循環が良くなれば摂取したフィトケミカルも身体中にきちんと届けられます。
そして、体のあちこちの免疫細胞が働きやすい環境が作られるのです。
免疫力が低下しがちな時は、カイロ、温湿布、湯たんぽなどを使ってお腹、お尻、太ももを重点的に温めましょう。
もう1つ免疫力を高める注目すべき食材があります。それは、生姜です。
生姜を生で食べると、生姜を冷奴と一緒に食べた後、3時間後に白血球数が増えているという結果が得られています。
白血球は体内に侵入した風邪のウィルスや細菌と戦い身体を守ってくれる免疫細胞なので、免疫細胞が増えることは免疫力を高めることにつながります。
生姜を煮たり焼いたり熱を加えて食べた時でも免疫細胞数は増加しますが、生で食べた時の方がより増加するという実験結果が得られています。
これは、生姜の中に含まれるジンゲロールという成分が体内に入ってくると、ジンゲロールを敵と勘違いし免疫細胞が数を増やして免疫が強化されるからです。
また、ジンゲロールは気管支炎などを引き起こす細菌類に直接攻撃をしかける殺菌作用も持っています。
ジンゲロールは火を通し熱を加えると、その量は減ってしまいます。このことからも、生で生姜を食べるとより免疫力が高めることができると言えます。
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