乳酸菌などの腸内細菌が大腸に存在するのに対し、酵母は小腸に多く存在します。酵母は目に見えませんが、体内になくてはならない微生物です。
酵母が体内でしっかり働くと集中力の向上、快眠、整腸作用、疲れにくくする、老化を遅らせる、免疫力を高めるといった効果をもたらしてくれます。
酵母は熱などを加え殺さなければ半永久的に生きていますが、酵母は含まれている食材によって病気の予防効果が異なるため食べ方の工夫が必要です。
まずは、酒かすに含まれる酵母の効果と、効果が得られる食べ方を紹介します。酒かすには血管を柔軟にして脳梗塞や心筋梗塞の予防効果あります。
これは、酒かすに含まれる成分が血液中に存在する血栓を溶かす成分とくっつき働きを促進するためです。
そして、酒かすの脳梗塞、心筋梗塞の予防効果を高めるには、酒かすの和え料理など加熱せず生で食べることがポイントです。
酒かすの酵母は40度以上で加熱すると死んでしまうのです。
酒かすの酵母は豆腐などに含まれるイソフラボンと組み合わさると効果をより発揮し、豆腐半丁に対し酒かす小さじ1杯の割合で十分な効果が得られます。
また、体温や室温が下がる夜に血栓はできやすいため、夕食に摂ると脳梗塞と心筋梗塞の予防効果が高まります。
ここからは、山芋に含まれる酵母の効果と、効果が得られる取り方を紹介します。山芋には血糖値の急上昇を抑え、糖尿病を予防する効果があります。
山芋自体が消化酵素をたくさん持っており、その相乗効果で血糖値の急上昇を抑え、さらにはインスリンの分泌を高めてくれます。
山芋の酵母は、細かく切ると酸化によって増えます。これに対して、すりおろすと酵母の増える力は弱まってしまいます。
山芋と日本酒の成分は相性がいいため、山芋を日本酒に漬けて摂ると糖尿病予防効果が高まります。山芋の日本酒漬けなどがお勧めです。
そして、血糖値や血圧は昼にかけて高くなり、消費エネルギーが最も高くなるため、昼に山芋を取ると糖尿病予防効果を特に高めることができます。
次に、ニンジンに含まれる酵母の効果と効果が得られる食べ方を紹介します。ニンジンには、コレステロール値を下げ肝機能低下を予防する効果があります。
抗酸化成分であるβカロテンを多く含むニンジンの酵母は抗酸化力が強く、それを取ることにより血液中のコレステロールが酸化されにくくなるからです。
ニンジンの酵母と乳酸菌が結合するとその働きが高まるため、ニンジンは乳酸菌と一緒に摂ると肝機能低下の予防効果が高まります。
ニンジンヨーグルトがお勧めです。ヨーグルト70gに対し、すりおろしたニンジンを30g加え、混ぜるだけでできあがります。
また、夜は新陳代謝により古い細胞が壊され新しい細胞が生まれる時で、ニンジンヨーグルトを夕食に摂ると肝機能をより強化することができます。
最後に、ジャガイモの酵母の効果と効果が得られる食べ方を紹介します。
ジャガイモには、肌の新陳代謝を高め、肌荒れを防ぎ、肌をきれいにしてくれる効果があります。
ジャガイモの酵母とジャガイモに多く含まれるビタミンCが、メラニン色素の吸着を防ぐなど肌をきれいにする効果をもたらしてくれるのです。
酵母がもっとも好む餌は砂糖なので、ジャガイモに砂糖をほんの少し加えて摂ると美肌効果が高まります。ジャガイモの砂糖蒸しがお勧め料理です。
そして、朝食に取ると一番効果が得られます。肌は朝起きてから時間が経つほどくたびれていきますが、ジャガイモの酵母がそれを長引かせてくれるからです。
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