アルツハイマー病の予防に効果的なカロテノイドを含む食材・食事
アルツハイマー病の予防に効果的な
カロテノイドを含む食材とお勧めの
食事を紹介します。
アルツハイマー病に効く成分
アルツハイマー病患者の赤血球は、
原因となる過酸化リン脂質の濃度が高く、
カロテノイドの濃度が低くなっています。
逆に健常者の赤血球はカロテノイドの濃度が高く、
過酸化リン脂質の濃度は低いという結果が出ています。
よって、カロテノイドの補給により
アルツハイマー病を予防できる可能性がある
と考えられています。
カロテノイドにはβカロテン、ルテイン、
リコピン、β-クリプトキサンチンがあり、
以下の食べ物に含まれています。
アルツハイマー病に効く食材
○βカロテン
ニンジン、かぼちゃ、しゅん菊、あしたば、
○ルテイン
トウモロコシ、グリンピース、ほうれん草、ブロッコリー
○リコピン
トマト、スイカ
○β-クリプトキサンチン
キサンチン:ゆず、レモン、オレンジ
そして、特にこれらの食材の中でも
ルテインにアルツハイマー病の予防効果があり、
その中でもほうれん草がお勧めなのです。
また、ほうれん草のルテインは茎より葉に
多く含まれています。
(茎には鉄分が多く含まれています。)
アルツハイマー病に効く食事
ほうれん草のルテインは脂溶性で
油と一緒に摂ると吸収が高まるため、
ルテインの吸収を高めるお勧めの食事は
ほうれん草の炒め物です。
レモンにはルテインの酸化を抑える成分が
含まれているので、レモン汁(1/2個分)をかけると
ルテインの効果をさらに高めることができます。
レモンにはポリフェノールが含まれているので、
脳の神経細胞の再生にプラスの効果も得られます。
レモンのポリフェノールを多く取り入れるために、
レモンを絞る時には強く絞るようにしましょう。
○アルツハイマー病
認知機能が低下、
人格の変化を主な症状とする。
重度になると摂食や着替え、
意思疎通などもできなくなり、
最終的には寝たきりになる。