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果物(バナナ)や野菜(玉ねぎ)のファイトケミカルの病気予防効果

バナナや玉ねぎといった果物や野菜の
ファイトケミカルの病気を予防する効果
について紹介します。

果物

ファイトケミカルとは

ギリシャ語でファイトは植物を、
ケミカルは化学物質を意味し、
ファイトケミカルとは植物由来の化学物質で、
植物が持つ色、味、香りなどから分類され、
それぞれ効果が異なります。

ファイトケミカルは植物が虫や
紫外線から身を守るための物質なので、
人間が摂ると体内で強力な抗酸化力を発揮し、
野菜や果物に含まれるファイトケミカルには
体を健康にする効果があります。

ファイトケミカルの効果

ファイトケミカル1つ目の効果は白血球の増強で、
免疫力が強化されたり花粉症の予防に繋がります。

白血球の増強には香り系のファイトケミカルが
効果的で、その中でもバナナがお勧めです。

 

オイゲノールと呼ばれるバナナに含まれる
香り系ファイトケミカルには白血球を増強させ、
長時間免疫活性する効果があります。

シュガースポットと呼ばれる皮に黒い斑点が
出ているバナナのほうが8倍効果が得られ、
包丁でバナナの皮に傷をつけて30分後で食べると、
免疫機能が強まり、さらに効果が高まります。

 

2つ目はファイトケミカルの血栓の予防効果で、
これは脳塞栓や肺塞栓の予防に繋がります。

苦味系のファイトケミカルが効果的で、
苦味系ファイトケミカル(イオウ化合物)が
血小板の凝集し、血栓を予防するためです。

 

玉ねぎを空気に触れさせると血栓を溶かす
チオスルフィネートが生成されるため、
玉ねぎを細かく切ってから30分くらい
放置してから食べると効果的です。

玉ねぎはチオスルフィネートの他に、
整腸作用があるフラクトリオリゴ糖、
抗酸化作用がありケルセチンも含んでいます。

 

3つ目は血中の脂肪を燃焼する効果で、
メタボリック症候群の予防に繋がります。

血中脂肪を燃焼させるには、
色素系のファイトケミカルを摂る必要があります。

 

特に冬から春にかけて、
冬に蓄えた脂肪が血中に出てくるので、
色素のファイトケミカルを摂ると効果的です。

色素系のファイトケミカルは
色が濃い野菜や果物に多く含まれていますが、
脂肪の燃焼に最も効果的な食材はローズマリーです。

 

ローズマリーに含まれる
色素系ファイトケミカル(ジテルペノイド)に、
脂肪の燃焼を促進させる効果があるためです。

ジテルペノイドは、運動した時と同じような
脂肪燃焼効果のある成分です。

 

血中脂肪を燃焼させるのに効果的な
ローズマリーの1日の摂取量は2cm(0.2)と
非常に少ないので、簡単に摂取することができます。

ローズマリーは葉に有効成分があるので、
葉の部分を使うようにしましょう。

 

ローズマリーは匂いが強いという方もいますが、
ローズマリーの葉を細かく刻み自然塩と混ぜて
調味料として使うと食べやすくなります。

自然塩のミネラルにも脂肪燃焼効果があり、
ローズマリーと合わせると相乗効果が得られます。

 

ローズマリー10cm(10g)に
大さじ2杯の自然塩を加えれば、
約5日分の調味料ができあがります。

 

最後の効果は悪玉コレステロールの強化防止で、
これは動脈硬化や心筋梗塞の予防に繋がります。

悪玉コレステロールの酸化予防には
色素系ファイトケミカルがお勧めで、
鮭に多く含まれる色素系ファイトケミカルである
アスタキサンチンに悪玉コレステロールの酸化を
抑える効果があります。

 

鮭は野菜や果物ではありませんが、
食物連鎖で最終的に鮭にアスタキサンチン
がたくさん蓄えられるのです。

アスタキサンチンはビタミンEと比べると
悪玉コレステロールの酸化を90%以上抑制し、
水には溶けませんが油には溶け出てくるため、
鮭をオリーブ油で調理するとアスタキサンチンの
吸収率を5倍も高めることができます。

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