フィトケミカル7色の分類と野菜・フルーツの種類と効果
フィトケミカル7色の分類と野菜・
フルーツの種類と効果を紹介します。
フィトケミカルの効果
フィトケミカルとは化学物質で、
植物が自分達の身体を守るために作り出す
自己防衛成分です。
フィトケミカルのフィトは植物、
ケミカルは化学物質を意味しています。
植物が身を守るために作り出す
フィトケミカルを摂ることで、
人間が体内の活性酸素を撃退したり
身体の免疫力を高め病気の予防などに役立ちます。
フィトケミカルを毎日
摂取している人と摂取していない人とでは、
10年後に健康面で差がでるというデータもあります。
このことから、フィトケミカルはビタミン、
ミネラル、食物繊維、糖質、脂質、たんぱく質に
加えて人間に必要な第7の栄養素と呼ばれています。
フィトケミカルには、カテキン、ポリフェノール、
イソフラボン、リコピン、クルクミン、カプサイシン、
アントシアニン、β-カロチン、ルテインなどがあります。
フィトケミカルには、カテキン、ポリフェノール、
イソフラボン、リコピン、クルクミン、カプサイシン、
アントシアニン、β-カロチン、ルテインなどですが、
私達が普段食べている野菜や果物などに含まれており
特別なものではありません。
ただ、フィトケミカルは7種類に分けられるので
それらをバランスよく摂取する必要があります。
フィトケミカルの分類
フィトケミカルの多くは色素成分なので、
野菜や果物の見た目の色で分類されます。
フィトケミカルを含むの食材は、
黄、緑、赤、オレンジ、紫、白、黒に分類され、
それぞれの色には以下のような食材があります。
<黄のフィトケミカル>
バナナ、レモン、メロン、パイナップル、
グレープフルーツ、ウコン、アーモンド、
トウモロコシ、玄米、胚芽パンなど。
アボガドは見た目は緑ですが、
中身が黄色なので黄色に分類されます。
<緑のフィトケミカル>
緑茶、パセリ、ほうれん草、ブロッコリー、
インゲン、小松菜、青ネギ、オクラ、ニラ、
レタス、モロヘイヤ、アスパラガス、キウイ、
キュウリ、枝豆、しそ、春菊など。
<赤のフィトケミカルに>
トマト、赤ピーマン、イチゴ、唐辛子、梅干しなど。
<オレンジのフィトケミカル>
オレンジ、パパイヤ、かぼちゃ、みかん、
柿、あんず、にんじんなど。
<紫のフィトケミカル>
レッドキャベツ、ブドウ、ブルーベリー、
ナス、サツマイモなど。
<白のフィトケミカル>
玉ねぎ、竹の子、もやし、長ネギ、キノコ、
ワサビ、ショウガ、山芋、里芋、じゃが芋、
大根、ニンニク、カリフラワー、キャベツ、
ゴマ、大豆、白菜、りんご、れん根など。
きのこ類は白のフィトケミカルに分類されます。
りんごは有効成分が果肉部分に含まれるので、
白のフィトケミカルに分類されます。
<黒のフィトケミカル>
こんにゃく、ゴボウ、しらたき、コーヒー、
そば、小豆、黒豆、紅茶、ヒジキ、ワカメ、
黒こしょうなど。
これら7色の食材を1日の食事で
バランスよく摂取すればよいのでが、
7色のフィトケミカルを摂取するのは
なかなか難しいのです。
例えば、1日に以下の3食を取ったとします。
<朝食>
白米、味噌汁(長ネギ、エノキ茸)、納豆、
漬物(きゅうり)、玉子焼き(小松菜入り)、
切干大根(にんじん入り)
納豆、大根、長ネギ、エノキ茸は白、
小松菜ときゅうりは緑、にんじんはオレンジ。
<昼食>
ラーメン(小松菜、長ネギ、ニンニク入り)、
りんご
小松菜は緑、長ネギ、りんご、ニンニクは白。
<夕食>
鳥鍋(白菜、長ネギ、にんじん入り)
白菜と長ネギは白、にんじんはオレンジ。
いろいろな食材を摂っているように見えても、
分類してみるとこの日は白、緑、オレンジの
3色のしか摂っていないことになります。
このように自分は7色を摂っていると思っていても
意外に3、4色しか取れていないことが多いので、
1日の食事をもう1度チェックしてみましょう。