睡眠の質・睡眠時間の卵子と精子への影響とメラトニンの効果
睡眠の質と睡眠時間が卵子と精子へ与える
影響とメラトニンの効果について解説します。
メラトニンを増やす
睡眠の質が卵子に影響を与える理由は、
卵子を活性酸素による酸化から守ってくれる
メラトニンが睡眠中に分泌されるからです。
また、質の高い睡眠をとると自律神経が整い、
それにより妊娠力がアップします。
逆に、不規則な睡眠やストレスが多いと、
卵子の発育を抑制するプロラクチンという
成分が分泌されるので注意が必要です。
質の高い睡眠をとるには毎日同じ時間に
寝るということがポイントになります。
就寝時間と睡眠時間
そして、できれば10時か11時頃に寝ると
メラトニンの分泌量を増やすことができます。
これは午後10時から午前2時の間に
メラトニンの分泌が増えるためです。
適切な睡眠時間は人によって多少異なり、
6時間~8時間くらいがよいと言われます。
人によって適切な睡眠時間が違うのは、
浅い睡眠と深い催眠のサイクルが違うためで
サイクルが短い方は6時間、長い方は8時間
くらいの睡眠が必要になります。
また、目から光が入ってくると刺激され、
メラトニンの分泌量は減ってしまうので、
寝る時は部屋を暗くして寝るようにしましょう。
特に家でテレビを観たりスマホいじりが
習慣になっている方は寝る前の1時間は
テレビやスマホを使わないようにしましょう。
メラトニンは日中に分泌される
セロトニンという物質から作られますが、
日の光を浴びながら軽い運動をすると
セロトニンはたくさん分泌されるので、
日中は外でウォーキングなどをすると
夜メラトニンの分泌量を増やすことができます。
その他、睡眠の質を高めるために、
入浴時に湯船につかってリラックスしたり
寝る前に深呼吸しながらストレッチをすると
効果的です。
健康な精子を作る睡眠
次に、精子についてですが、
生命の危機を感じると子孫を残そうという
本能が働くので、睡眠不足で弱っていると
精子が出やすくなると言われます。
しかし、確かに精子は出やすくなりますが、
質という面からみると体が弱っている時は
精子も弱くなる可能性が高いです。
強い精子は食事や睡眠をしっかりとって
体が健康な時に作られます。
よって、質の高い睡眠を十分な時間とり、
健康的な食事を食べるようにしましょう。
夫婦で気をつけることで質の高い卵子と
精子から健康な赤ちゃんが生まれます。