睡眠の質を良くする寝方・寝相が悪い・寝返りの効果
睡眠の質を良くする寝方・寝相が悪い・
寝返りの効果を紹介します。
仰向け、うつ伏せ、横向きの中でどの寝方が
一番よいのかについて解説していきます。
仰向け
まず、仰向けは一番たくさんの人が
この寝方で寝ているのでよさそうですが、
舌が喉に落ちやすく、呼吸が詰まったり
いびきをかきやすいというデメリットがあります。
いびきや睡眠中に呼吸ができなくなる
睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質を下げる
原因になるのでいびきをよくかくという方は
仰向けは避けたほうがよい寝方です。
うつ伏せ
次に、一番少数派のうつ伏せですが
うつ伏せで寝るといびきをかきにくくなる
というメリットがあります。
しかし、心臓が圧迫され負担がかかるので、
心臓に病気をかかえる方は避けたほうがよい
寝方になります。
腰椎や脊椎にも悪影響を及ぼすようなので、
腰痛などを抱えるかたにもお勧めしません。
横向き
総合的に一番お勧めの寝方は横向きです。
横向きで寝ると、いびきをかきにくくなったり、
鼻呼吸をしやすいため睡眠時無呼吸症候群
の予防にもなるとのことです。
さらに、腰痛の緩和やアルツファイマー病の
原因となる脳の不要成分もスムーズに除去
されることが分かっています。
しかし、左側を下にして横向きで寝ると、
心臓が圧迫されることに加え、胃、十二指腸、
小腸、大腸の入り口が全て右側にあることから
消化によくありません。
健康を考えるとあまりよくなり寝方で、
特に胃腸や肝臓が弱い方にお勧めできません。
右側を下にして寝ると心臓が圧迫されず、
消化吸収も正常に行われ、呼吸も安定します。
実はこの姿勢は生まれる前に母親のお腹の
中にいる時に胎児がとっている姿勢で、
この姿勢で寝ると、大脳、肺、胃腸、筋肉、
骨格、心の全てがリラックスできます。
ヨガで赤ちゃんのポーズと呼ばれていて
ほとんどのプログラムで最後にこのポーズを
とってリラックスします。
寝る時に右側を下にした横向きで寝ても、
寝相が悪い方は寝返りをうったりして
起きた時には全く違う姿勢になっている
こともあるかもしれません。
しかし、昼間たくさん動く仕事をしている方や
若い方は寝返りをうちやすく、それはむしろ
健康であることを示しているので大丈夫です。
寝相が悪いことで周りの人へ迷惑をかけて
しまうことが心配な方は、別のベッドで寝たり
布団を離して寝るようにしましょう。