竹の子の糖尿病予防・紫外線を防ぐ効果を得る料理法と簡単レシピ
竹の子の糖尿病予防・紫外線を防ぐ効果を
得る料理法と簡単レシピを紹介しています。
竹の子の効果
竹の子には以下の4つの効果があり、
それぞれ効果的な調理法とレシピを紹介します。
1.糖尿病を予防する
2.紫外線から肌を守る
3.体内の新陳代謝を促進
4.内臓脂肪蓄積を抑える
糖尿病を防ぐ調理法
竹の子に含まれる
パラークマル酸とフェルラ酸には、
血糖値を上昇させる酵素の働きを抑え、
糖尿病を予防する働きがあります。
竹の子のパラークマル酸とフェルラ酸は
油と一緒に摂ると吸収が良くなるので、
アク抜きをせず揚げることで竹の子の
糖尿病予防効果を高めることができます。
ただし、素揚げすると
成分が油に流れ出てしまうので、
衣で包み天ぷらにして食べるようにしましょう。
生のまま皮をむいて、
食べやすい大きさに切って天ぷらにするだけで
糖尿病予防効果が得られます。
そして、大根に含まれる
イソシオチラネートには抗酸化作用があり、
パラークマル酸とフェルラ酸の働きを高めるので、
大根おろしと一緒に食べるとさらに効果的です。
紫外線を防ぐ調理法
次に、竹の子に多く含まれるアミノ酸の
一種であるチロシンには紫外線を吸収し、
肌の細胞を守る効果があります。
竹の子を切った時に、
断面から出る白い液がチロシンです。
竹の子に含まれるチロシンは
時間が経つと違う物質に変わりますが、
皮ごと茹でることによりチロシンのまま
保つことができます。
よって、竹の子の紫外線から
肌を守る効果を高めるポイントは、
買ってきたら皮ごとすぐ茹でることです。
そして、茹でた竹の子と菜の花と
しらすを組み合わせることにより、
紫外線から肌を守る効果をさらに
高めシミを予防することができます。
これは、菜の花のビタミンCと
しらすのシステインという成分が
メラニンの生成を抑えてくれるためです。
チロシンを摂りたいという場合には、
普通に料理すれば効果が得られます。
肌を守る竹の子のお勧めレシピは
竹の子と菜の花のからし醤油和えで、
以下は材料と作り方です。
<材料(4人分)>
竹の子(茹でたもの) 1/2本、
菜の花 1束、しらす 大さじ3杯、
醤油 大さじ2杯、練りからし 適宜、削り節 適宜
<作り方>
1.竹の子を薄切りにし、菜の花をさっと茹でて切る。
2.1としらすをボウルに入れて混ぜ合わせる。
3.醤油に練りからしを入れて溶き、2に加えて和え、
削り節をふる。
紫外線の量は7月や8月ではなく、
4月から5月にかけて最も多くなるので
この時期に竹の子の効果が発揮されると言えます。
代謝を促進する調理法
また、竹の子の体内の新陳代謝を促進する
効能を活かすには下ごしらえがポイントです。
竹の子は茹でてアク抜きをすると、
体内の新陳代謝を促進するミネラルが
水の中に流出してしまいます。
そこで、竹の子の下ごしらえをする時、
アク抜きをせず生のままごま油で炒めると
ミネラルの流出を防ぐことがでます。
ごま油で竹の子がコーティングされ、
苦味やえぐみも感じにくくなります。
また、ごま油で炒める時に薄切りにし、
1分半位で炒めるようにしましょう。
竹の子の酵素は熱に弱いので、
薄切りにすることで炒める時間が短かくてすみ
竹の子の健康効果を得られるという訳です。
内臓脂肪を抑える調理法
最後に、竹の子に含まれる食物繊維の
リグニンは内臓脂肪の蓄積を抑えてくれます。
リグニンは竹の子の断面から増えるので、
皮ごと茹でた竹の子をすりおろして食べると
内臓脂肪蓄積を抑える効果を高めることができます。
そして、すりおろした竹の子は
空気に触れるようによくかき混ぜて
15分ほど置くとさらに効果が高まります。
すりおろした竹の子をそのまま食べるより、
ソースにすると美味しく食べられるので
以下に竹の子ソースの作り方を紹介します。
<材料:>
竹の子(ゆでたもの) 小さめ1本、
木の芽 10枚、白味噌 60g、だし汁 1/2カップ、
酒大さじ 3杯、砂糖大さじ 2杯
<作り方>
1.竹の子をすりおろし、木の芽はみじん切りにする。
2.鍋に白味噌、だし汁、酒、砂糖を入れ火にかけ、
トロッとしたら火を止めて竹の子と木の芽を混ぜ合わせる。
竹の子の選び方ですが、
底の切り口が白いものほど鮮度が高く、
太くて短いもの、穂先が黄色で開いていない
ものほど美味しいです。