イチゴの栄養素と効能&効果の高いイチゴの選び方・食べ方
イチゴの栄養素と効能・効果を活かす
簡単レシピ(料理)を紹介します。
苺の栄養素と効能
イチゴにはポリフェノールや葉酸が含まれており、
これらの成分に血管を老化から守る、血栓の予防、
悪玉コレステロール抑制などの効果があります。
そして、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐ効果があり、
食べる前の工夫、食べ方の工夫によって効能・
効果を高めることができます。
2つ目は、イチゴの糖尿病を予防する効果です。
血中の糖はすい臓で作り出されるインスリンによって、
細胞に取り込まれてエネルギーになります。
そして、イチゴの色素であるアントシアニンには
すい臓のインスリン生産を1.5倍に高める作用があるため、
高血糖を押さえ糖尿病を予防することができるのです。
紫外線を当てるとイチゴの色素成分は増加するため、
日光に当てるとイチゴの効果をより引き出すことができます。
約30分間イチゴに日光に当ててから、
冷蔵庫で半日おくとより効果的です。
さらに、食べる前に赤ワインを少量振りかけると、
吸収率が上がりポリフェノールとの相乗効果が得られます。
イチゴのアントシアニンは食前に摂ると
血糖値の上昇を防ぐ効果が高くなり、
夕方に摂る場合はイチゴと少量の赤ワイン
の組み合せはより効果的です。
3つ目は、認知症を予防する効果です。
イチゴと牛乳や練乳を混ぜた
イチゴミルクを摂ることにより、
有効成分の吸収率が1.5倍になり
認知症を防ぐことができます。
イチゴには認知能力や記憶力向上効果のある
ケルセチン、フィセチンが含まれていて、
ケルセチンは脂肪分との組み合わせで吸収率が上がり、
脳の血流をよくするカフェインが多く含まれる紅茶と
イチゴミルクを一緒に摂ると認知症予防効果が高まります。
イチゴの成分は水溶性のため、
紅茶と混ぜる時にイチゴを潰すと
イチゴの成分が溶けやすくなります。
最後は、イチゴのガン予防効果です。
イチゴの食物繊維成分である
ペクチンを生かすことにより、
がん予防効果を高めることができるので、
イチゴの継続的な摂取はガン予防に有効である
と言われています。
ペクチンは小さい分子の方が
吸収されやすいことが分かっており、
熱を加えることにより分解され小さくなります。
よって、イチゴを食べる前に加熱し
ジャムなどにして食べることにより、
ペクチンのガン細胞抑制効果を約4倍
高めることができるのです。
さらに、加熱したイチゴ、豆類、穀類
を組み合わせることで効果は高まり、
簡単なレシピはトースト、イチゴジャム、
豆乳の組み合せです。
効果の高い苺の選び方
甘さと酸味のバランスが良く
程よい硬さがあるものを選ぶと、
脳梗塞や心筋梗塞を防ぐ栄養素の
効果を生かすことができます。
甘さや酸味のあるイチゴは通常
食べてみないと分かりませんが、
見た目で判断する方法を紹介します。
種(ツブツブ)が赤みがかって
浮き出ているイチゴを選ぶと、
甘さと酸味のバランスが良く、
栄養成分が2~3割多いことが多いです。
温度が高いと成長だけして栄養成分が増えないため、
全国的に低温が3~4日続いた後のイチゴは
栄養効果が高いようです。
また、洗う時にヘタ付きのまま
少量のお酢を加えた水を使って
手早く洗うとイチゴの栄養効果を
より生かすことができます。
イチゴの表面は柔らかく
目に見えない傷がたくさんあるため、
そのまま水につけると栄養成分が出てしまいますが
お酢がこれを予防してくれるのです。
イチゴをナッツ類とチョコレートと
組み合わせると効果が倍増します。
ナッツ類に含まれるビタミンCやE
により血管を強化する効果が持続し、
チョコレートのカカオポリフェノールには
血液サラサラ効果があります。
イチゴ、ナッツ類、チョコレートに含まれる
異なる抗酸化物質を組み合わせて摂ることで、
より大きな効果が得られるのです。
イチゴの1日の摂取量の目安は、5個です。