健脚度(足の健康)チェック&筋肉量を増やす筋トレの方法
老化や病気の原因となる
健脚度(足の健康)をチェックする方法と
筋肉量を増やす筋トレを紹介します。
健康の基本は足が丈夫で歩くのが達者なことで、
これを健脚と言います。
健脚は筋肉量と非常に密接な関係があります。
そして、足を鍛えて筋肉量を増やすと健脚になり、
以下のような効果が得られます。
糖尿病予防、高血圧予防、肥満予防、腰痛予防、
ひざ痛予防、姿勢向上、冷え性改善、免疫力向上、
骨粗しょう症予防、脳卒中予防、転倒・寝たきり予防
通常、年齢と共に筋肉の量は減っていきます。
特に40代から筋肉量は年1%の割合で減っていき、
60代になると筋肉量は20代の約60%になってしまいます。
まず、以下の方法で自分の健脚度をチェックしてみましょう。
●椅子の座り立ちテスト
以下の動作を10回行うのに何秒かかるかをチェック。
1.足を肩幅に開き、両手を旨の前で交差して椅子の前に立つ。
2.そのまま椅子に座り、お尻が座面についたらすぐに立ち上がる。
健脚度の判定は、以下の表を参考にして下さい。
(数値の単位は秒)
年齢[男性] | 優れている | 普通 | 衰えている |
30代 | ~6 | 7~9 | 10~ |
40代 | ~7 | 8~9 | 13~ |
50代 | ~7 | 8~12 | 13~ |
60代 | ~8 | 9~13 | 14~ |
70代 | ~8 | 10~17 | 18~ |
年齢[女性] | 優れている | 普通 | 衰えている |
30代 | ~7 | 7~9 | 10~ |
40代 | ~7 | 8~10 | 11~ |
50代 | ~7 | 8~12 | 13~ |
60代 | ~8 | 9~16 | 17~ |
70代 | ~10 | 11~20 | 21~ |
この健脚度チェックで健脚が衰えているという
結果が出た方は、筋肉量を増やす努力をしないと
ますます身体が弱くなっていきます。
筋肉量を増やすには、筋トレを行う必要があります。
健脚は健康な脚と書きますが、
ウォーキングやジョギングでは筋肉量は増えないため
健脚にはなりません。
これは、ウォーキングなどで使われるのは遅筋で、
健脚のためには速筋を鍛える必要があるからです。
遅筋…弱い負荷で持久力がある
速筋…強い負荷で瞬発力がある
ウォーキングやジョギングは、
高血圧や脳卒中の予防には効果がありますが
筋肉量を増やすことはできないのです。
筋トレと聞くと大変そうと思うかもしれませんが、
鍛える場所は、大腰筋と太ももの表と裏だけで
スクワットなどの筋トレを週3回行うと健康な足に
必要な筋肉量を増やすことができます。
80歳以上(アメリカでは90歳以上)の方でも、
筋トレにより筋肉量が増えたという結果が得られているので、
高齢者の方もあきらめずに是非試して下さい。